彼女も、そんな常識の中に生きている。
わたしも同じような教育を受けて来た。
この時代に生きている大抵の人が、この時代の常識という集合的な思考体系の中に人生を築くのである。
それがわたしたちの心に対して、ネガティブな影響を与えている。
しかし、それが悪いという訳ではない。
それは、心の中に抱えている毒(自我)を吐き出すための必要悪というものであるだろう。
肉体が嘔吐(おうと)を求めている時に、喉の奥に指を差し込むのと同じようなものなのではないだろうか?
彼女がわたしを訪ねたのは、毒を吐き出すためであるだろう。
ある意味において、わたしは彼女が常識的な生き方を手放すためのお手伝いをしているのである。
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