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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年3月25日火曜日

追憶 563

肩の辺りにまとわり付いている黒い靄のようなものからは、破滅的な意識が溢れていた。
それに意識を合わせると、わたしは力が抜けていくのを感じて苦しかった。
気力を奪われ、虚脱感に襲われる。
わたしは何と無く、仕事をするのが嫌になってきた。
Yさんの心の中を覗くことが苦痛に感じ始めたのである。
頭の中には「嫌だ」という言葉が渦巻いていた。
わたしは溜息を吐いて気を紛らわせようとするが、その程度のことでは意味を成さなかった。
すべてに嫌悪感を感じ始め、怒りの感情が心を揺さぶる。
わたしは心を乱してイライラしていた。

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