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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年1月6日土曜日

追憶 1917

過去世があろうと無かろうと、来世があろうと無かろうと、今世に満足していれば良いのである。
来世に何かを期待する必要はない。
今世に満足すれば、来世に期待する必要もないのである。
死ぬ覚悟で臨(のぞ)めば、何事においても満足することが出来るであろう。
それは、死を意識するということが、後先考えずに懸命に生きるということだからである。
懸命に生きた者が不満を得ることはない。
懸命に生きた者は、結果がどうであれ、そこに何等かの満足を得ることが出来るのである。
全力を尽くして敗北したとしても、そこには満足が導かれる。
しかしながら、全力を尽くすこともなく勝利したとしても、不思議とそこには満足が導かれないのだ。
人の心には不思議な性質がある。
人は合理的な存在ではないと言えるだろう。
そのため、生きるために生きるのではなく、死ぬために生きるという矛盾しているようにも思える生き方が必要なのである。

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