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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年1月14日日曜日

追憶 1925

父の声色(こわいろ)は穏やかなものだったが、内容は穏やかなものではなかった。
それは、母親が救急車で運ばれて、病院のICU(集中治療室)に入っているという内容であった。
父親の話によると、寝ている時に百足(むかで)に噛まれたらしく、そのせいでアナフィラキシー反応を起こしているというのだ。
アナフィラキシーを侮(あなど)ることは出来ない。
それは、アナフィラキシーによって死に至ることもあるからだ。
母親は金属アレルギーを持っている。
薬剤に対するアレルギーも持っている。
そのため、百足の毒がアナフィラキシー反応を引き起こすことは容易に想像することが出来た。

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