ある日、わたしは仕事仲間と一緒に真鯛の出荷作業をしていた。
いつもの朝である。
すると、ポケットの中で携帯電話が騒がしく叫んだ。
合羽(かっぱ)を着ていることもあり、応答するのは後にしようかとも思ったが、思うところがあって携帯電話を取り出した。
画面には父親の名前があった。
父はわたしが出荷作業をしていることを知っているはずである。
急な用事でも出来たのだろうか?
なぜか気になって電話に出てみることにした。
作業を別の人に頼むと、わたしは喧騒(けんそう)から離れた。
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