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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年1月17日水曜日

追憶 1928

そこでわたしは、父親に対して出荷作業が終わり次第病院へ向かうと告げて電話を終えた。
わたしが早く病院に到着したからといって、母親の状態が早く回復する訳ではない。
母親の状態を決めるのは、母親自身なのである。
医者が決めるのでもないし、"神"が決めるのでもないのだ。
多くの人は、危機的な状態に陥ると"神"に祈る。
"神"のことなど信じてはいないのに、"神"に祈るのである。
"神"に祈ることは謙虚(けんきょ)さの現れであり、それは良い果報(かほう)を導くに違いない。
ただし、これは、"神"に祈ることで良い果報が導かれるということではない。
謙虚であることによって良い果報が導かれるのである。
しかしながら、それがすぐに導かれるとは限らないのである。



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