霊能力とは、ただの感覚である。
それは、五感の延長でしかない。
これを特殊能力と呼ぶのは無理があるだろう。
実際に、霊能力というものを扱ってみれば分かるが、霊や他人の心が見えるからといって、それだけでわたしが特別な変化を得たという事実はないのである。
それは、今までには興味の無かったことを知るようなものだ。
今までには興味がなく、聴いたことのない音楽を嗜(たしな)む程度のことなのである。
しかし、聴いたことのない音楽は、既に存在していた。
それ以上でも、それ以下でもない。
それだけのことで特別扱いなどしてはならないのである。
他人よりも少しだけ歌が上手い、走りが早い、絵が上手い、腕力がある・・・
これ等と霊能力が扱えるには、何の変わりもないのだ。
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