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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年5月6日水曜日

追憶 968

男が人を恨むことが愚かなことであると知っていたのなら?
すべてが意味のある大切なものだと理解していたのなら?
美しい心が何よりの宝だと信じていたのなら?
結果はどうだったであろうか?
これ等の知識によって男は、同じ結果を得たであろうか?
残念ながら、結果は違うものになったであろう。
男が無知でなかったのであれば、人を恨むことも、死後に苦しむこともなかったのである。
偏見を抱えた未熟者であるが故に、死後にも醜態(しゅうたい)を晒(さら)さなければならなかったのだ。

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