わたしはA子に対する仕事が終わったことを悟った。
瞼(まぶた)を開けて外光を取り込むと、眩しさで目の奥が少しだけ疼(うず)いた。
それを心地好く感じ、心は爽快な気分を抱えていた。
どのような結果を得るのか?ということはわたしには分からない。
わたしに分かることは、”良いこと”をすれば良いことがあり、”悪いこと”をすれば悪いことがあるということだけである。
黒い煙のようになって苦しんでいたたくさんの人達を助けた。
男は感謝を伝えて天へと旅立った。
これ等の行為が”悪いこと”だとは思えない。
だから、A子達には良い結果が導かれるはずである。
わたしにはそう信じる他なかった。
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