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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2019年10月2日水曜日

追憶 2551

"世の中は金"という信仰(しんこう)を以(もっ)て生きている人達は、味気ない食事で腹を満たしている。
一流のレストランで購入することが出来る最高級の料理も、自分のことを愛してくれている人の作る不恰好(ぶかっこう)な料理には及ばない。
どれだけのお金を払っても、本質は買えないのである。
寧(むし)ろ、お金を払う程に愛情は得られないだろう。
"お金を払うからわたしのことを愛して欲しい"と頼めば、相手は幻滅(げんめつ)し、愛は冷めてしまうのである。
その代わりに、そこには金による無機質な契約(けいやく)が生じるのだ。



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