光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2019年10月11日金曜日
追憶 2560
捕らわれた野生動物は、助けてくれる人間に牙(きば)を剥(む)く。
わたしは、釣り糸に絡まって溺れているカモメを助けたことがあるが、足に絡み付いた釣り糸を取り除こうとするわたしの手は、何度もくちばしで刺されたものである。
カモメがわたしの意図を理解しないように、人は人生の意図を理解しない。
この世界では、同じことが違う形で行われているのである。
わたしが行うことは、わたしにも行われるのだ。
わたしがカモメを助けるように、人生はわたしを助けてくれるのである。
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