光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2019年10月16日水曜日
追憶 2565
わたしの心の中には、幼い頃から空しさがあった。
幼い頃のわたしは、それに気が付いていなかったが、何をしても満たされないと思っていた。
空しさは、心の真ん中に存在し、そこから決して動くことはなかった。
わたしは、様々な物や事で空しさを覆(おお)い隠そうと努めたが、それはすぐに剥(は)がれ落ちてしまうのである。
どのように素敵な場所で、どのように美味しい食事を味わっても、5時間後には既(すで)に腹が減っている。
どれだけ食べても満たされるのは一瞬の間だけなのである。
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