この世の富で幸福を実現しようとするのは、白蟻に食い荒らされた柱の家に住むようなものなのである。
家に住むことに幸福を感じていたとしても、柱が機能を果たすことがなければ、その幸福は簡単に奪われてしまうのだ。
家を建てれば、嵐や地震の被害は避けられない。
嵐や地震の被害を免(まぬが)れる家は存在しない。
この世界においては、どのような幸福も、必ず脅(おびや)かされるのである。
問題を乗り越えることこそが幸福であるだろう。
問題を乗り越えられなければ、幸福が実現することはないのである。
幸福を実現するためには、問題を乗り越えなければならないのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿