この世は天の国と地獄の狭間(はざま)である。
この世の上には天の国が存在し、この世の下には地獄が存在しているのである。
この上下とは、感覚的な表現であり、比喩(ひゆ)である。
宇宙に天の国があり、地下に地獄があるなどということはない。
所謂(いわゆる)、意識の"向き"のことである。
この世を生きる人は、天の国に近付くことも出来るし、地獄に近付くことも出来る。
自らの心の在り方によって、人は住む場所を決めることが出来るのだ。
この世では、天の国に近いところに住む人もいれば、地獄に近いところに住む人もいる。
同じところに住んでいるように思えるが、全く違うところに住んでいるのである。
例えば、家が違えば家訓は異なる。
隣同士の家でも、その内情は大きく異なるのだ。
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