このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2019年1月6日日曜日

追憶 2282

残念ながら、老女は霊的な貯金を行っていなかった。
神棚や仏壇への供養は毎日欠かすことなく行っていたが、それと霊的な貯金は関係のないことなのである。
宗教を熱烈に信仰したとしても、霊的な貯金にはならない。
寧(むし)ろ、それは、霊的な借金を重ねることになるのではないかとさえ思うのだ。
本当の”神”は、宗教への信仰を望んではいないだろう。
本当の”神”は、現状に対して満足して生きることを望んでいるのである。
なぜなら、それが人の幸せだからである。
本当の”神”は、人の幸せを願っている。
本当の”神”は、人に成長して欲しいと考えているのだ。
宗教のように、人を見えない恐怖の鎖(くさり)によって縛り付けるような真似はしないのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿