執着している形式を手放せば、紆余曲折(うよきょくせつ)を得て、やがては本質へと近付くことが出来るだろう。
しかしながら、それが難しいのである。
なぜなら、形式に落ち着いている状態は、ある程度の安定をもたらしてくれるからだ。
それは、決して安定などではないのだが、多少は揺れても落ちていないということで安心してしまうのである。
そして、下手に動いて落ちてしまうことを恐れるのである。
劣悪な環境であっても、これ以上落ちるよりは良いと思い、仮初(かりそ)めの安定に執着してしまうのだ。
ストレスを発散せずに溜め込むよりは、ストレスを発散した方が良い。
しかしながら、発散したストレスは消えて無くなる訳ではないということを理解しなければならないだろう。
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