Nは高校生になっていた。
	16歳の少女は、肉体的にも精神的にも少しずつ成長し、大人へと向かって日々を生きている。
	彼女なりに、様々な出会いと別れに刺激を受けて心は成長を続けている。
	わたしはNの人生に自分自身の過去を照らし合わせながら、恥ずかしさと後悔によって反省するのである。
	わたしは25歳になった。
	これまでの人生において培(つちか)った偏見と心の汚れを取り除くのに一生懸命な毎日である。
	しかし、この自我というものは手強い。
	わたしは「彼」を攻略できずに愚かに生きているのであった。
	毎日の瞑想と人助け(になっているかは分からないが…)を繰り返す中で、少しでも成長することを求めていた。
	
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