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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年3月14日土曜日

追憶 915

何の衝撃も感じなかったのだから、もちろん痛みも無かった。
痛みが無いのだから、擦り傷一つ無いのである。
Nは転倒したのではなく、優しく置かれたのだから。
しかし、周囲の人たちにはそのようなことが起きているという認識は無かった。
Nが激しく転倒したように見えたのである。
客観的な視点と主観には大きな隔たりがあった。
しかし、Nに擦り傷一つ無いのは事実である。
これを説明することは難しいであろう。
”たまたま”だろうか?
しかし、それではNが見た白いものの説明ができないのである。

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