大切なのは自分自身であり、自力であるが、子どもには酷なことである。
そのために、周囲の大人が人生の師となるべきではあるが、大抵の大人がそれに相応しくはないと言えるだろう。
目の前の事柄に関して一生懸命に成りすぎて視野が狭まる者はまだ良い。
しかし、酒やギャンブルや「色」などの個人的であり、低俗的な快楽に溺れ、怠惰(たいだ)に生きている者がいる。
そのような者は好奇心や向上心が希薄(きはく)であり、成長に乏しい。
このような生き方であっては、他人の師となることはできないのである。
Tさんの周囲の大人たちは、自分自身が他人に対して尊敬に値する人物であると言えるだろうか?
これは、人が人であるために、幸福を得るためには必要なことのように思える。
Tさん(の心の状態や性質)に対する理解と、自力を育むための教え(手本)があれば、結果は大きく変わるはずなのである。
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