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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2021年2月2日火曜日

追憶 3039

ゴータマにとって、王子としての暮らしは何の不自由のないものであったに違いない。
恐らくは、衣食住のすべてが最高の基準で満たされていただろう。
普通の感覚の人間であれば、何の不自由のない贅沢(ぜいたく)な暮らしに満足し、何の疑問も持たずに一生を過ごすかも知れない。
自らの立場や贅沢な暮らしに驕(おご)り、好き勝手に生きるだろう。
しかしながら、ゴータマは贅沢な暮らしに疑問を持った。
そして、妻子を残して、恐らくは、王族には許されていなかったであろう僧(そう)としての道を歩み始めたのである。

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