中国の武漢の病院では、新型コロナウイルスに感染した多くの人達が押し寄せた。
中には、札束を抱えて診察をせがむ男性もいたが、結局、彼は診察を受けることが出来ずに、廊下で札束をばら撒いたまま亡くなってしまった。
死が間近に迫る時、多くの人はお金に救いが無いことを理解する。
彼は、恐らくはお金持ちの部類であったに違いない。
恐らくは、お金を価値基準に置いていたであろう。
そのため、死の間際になってもお金に縋(すが)り、お金で命を買おうとしたのだろう。
しかしながら、死が間近に迫った時に、お金が救いにならないことを理解し、絶望の中で死んだのではないだろうか?
お金で救われる命もあるが、その時にお金に感謝することは少ないのではないだろうか?
お金よりも、命が助かったことを“神”に感謝するのではないかと思うのである。
死を間近にした時には、お金に対する信仰は薄れてしまうのではないだろうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿