苦しみは、人を強制的に歩かせる。
苦しみが存在しなければ、歩かない人が多いのだ。
例えば、部屋の中に閉じ籠(こも)り、他者に触れないことは快適である。
部屋の中で独りでいれば、嫌なことを言われることも無いし、傷付けられることも無い。
嫌なことを言うことも無いし、人を傷付けることも無いのである。
それは、とても気楽であり、心地好い空間なのだ。
しかしながら、それも初めの内だけである。
しばらくすると、孤独や自己批判や自己憐憫(じこれんびん)などに襲われる。
それは、耐(た)え難い苦しみなのである。
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