自動車が安全に道を曲がるためには、ニュートラルステアリングに近い弱アンダーステアリングが良いとされている。
人が自己を磨くためには、自動車と同じように、少しだけ自我意識に偏(かたよ)った状態が良いのかも知れない。
なぜなら、人は、社会で生きていかなければならないからだ。
非我(ひが)に偏ってしまえば、社会からは剥離(はくり)してしまうだろう。
社会という人間関係の坩堝(るつぼ)を生きることがなければ、自己を磨くことは出来ないのである。
それは、人間関係を経験することによって、人間心理を学ぶことが出来るからだ。
他者を知らなければ、自己を知ることは出来ないのだ。
人間関係は苦しいものであるが、苦しいからこそ磨くことが出来るのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿