"普通"でいることは、必ずしも良いことではないだろう。
それは、"普通"とは、自我意識に偏(かたよ)った不自然な状態であるからだ。
しかしながら、"特別"でいることも、必ずしも良いことではないだろう。
それは、"特別"も"普通"と同じく、非我(ひが)に偏った不自然な状態であるからだ。
"特別"とは、俗世間から離れて、特定の価値観や世界観の中に生きることである。
何かを強く信仰している人が陥(おちい)り易(やす)い状態であるが、それも、偏りである。
それでは、歪みに拍車がかかってしまうだけなのだ。
そこにも苦しみが実現してしまうのである。
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