光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2021年8月14日土曜日
追憶 3232
多くの人は、例え重荷であったとしても、それが無くなることに不安を覚える。
多くの人は、今まで通りにしたいのである。
重荷を背負って歩くことに慣(な)れた人は、重荷によってバランスを取っている。
それは、“奴隷の鎖(くさり)自慢”のような感覚であるだろう。
わたしは、奴隷船で運ばれる黒人男性としての前世を持つ。
しかしながら、わたしは誰かに鎖を自慢するようなことはしなかった。
わたしは、奴隷としての生活に慣れる前に、重荷を手放すために鎖を付けたままで海に飛び込んで死んだのである。
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