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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2021年5月29日土曜日

追憶 3155

富という重荷を背負って意識の山を登ることは出来ないし、里に置いて来た富を惜しんで振り返っていては、足元が疎(おろそ)かになって滑落(かつらく)してしまうのである。
イエスはこうも言った。
“鋤(すき)に手をかけてから後ろを顧(かえり)みる者は、神の国に相応(ふさわ)しくない”。
鋤とは、牛に引かせる耕作機のことである。
鋤に手をかけているのに後ろを向いていると、牛はあらぬ方向へと歩みを進めてしまうだろう。
それでは、畑を耕(たがや)すことが出来ないのである。

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