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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2019年11月21日木曜日

追憶 2601

彼は相変わらず、第二匍匐(ほふく)のような体勢で座っている。
痛々しい姿に同情したが、わたしには仕事が残っていた。
わたしは、もう一度、彼等に霊的な存在からの言葉を伝えた。
霊的な判断によって、わたしはもう一度、霊的な存在からの言葉を伝えなければならなかったのである。
両親からは、大袈裟な程の相槌(あいづち)や返事が得られた。
しかし、彼からは、やはり薄い反応しか得られなかったように思える。
わたしの仕事は、霊的な存在からの言葉を伝えることだ。
彼を説得することや、彼を救うことはわたしの仕事ではない。
わたしには、そのような権限は与えられてはいないのである。
霊的な存在からの言葉をどうするか?は、それを受け取った本人の判断なのだ。

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