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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2019年11月19日火曜日

追憶 2599

わたしは、彼の腰から抜いた刀を持ったままで、彼の背中に淡々と語り掛けた。
彼の反応はとても薄いものであったが、気にせずに必要な言葉を伝えた。
そして、彼が病に陥(おちい)ってしまったのは彼の責任ではあるが、再び病に陥らないためには周囲の協力も必要であるということを両親にも伝えた。
人は、良いことを知っていても、良いことは出来ないものである。
知っていることと、出来ることは全く異なるということを理解しなければならないのだ。
彼に必要な言葉を伝え終えると、天から一筋の光が射した。

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