光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2019年11月20日水曜日
追憶 2600
天からの光は、わたしの手元に真っ直ぐに届き、刀を黄金色に照らしている。
わたしが彼に必要な言葉を伝えたことで、この刀の役目は終わったのであろう。
刀が軽くなった気がしたので手を離すと、刀がふわりと浮いて光に導かれるように高く昇っていった。
そして、刀が光の先に見えなくなった時に、天が閉じて一切の光が失われた。
わたしは暗闇に取り囲まれたような気分であったが、瞼(まぶた)の裏を見ていることに気が付いて、それを持ち上げた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿