光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2020年8月4日火曜日
追憶 2858
なぜなら、少し前に剪定(せんてい)した他の皐月(さつき)の木は泣き叫んでいたからである。
話を聞くと、わたしに訴(うった)えている皐月は、元々が長い間盆栽として仕立てられていた過去があり、わたしの祖父が知人から貰(もら)い受けて庭に植えたという経歴があったのだ。
皐月は、枝葉を整えて欲しいと懇願(こんがん)を続けた。
それは、過去にこの皐月を盆栽として愛(め)でていた人が喜んでいたからだそうだ。
この皐月は、人が喜ぶ姿を見ることが嬉しいのである。
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