光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2020年8月3日月曜日
追憶 2857
ある日、日課の盆栽への水遣(みずや)りのために皐月(さつき)の横を通り過ぎた時に声が聞こえた。
それは、鳥のさえずりのような、水のせせらぎのような、そよ風に揺れる木の葉のような、透き通る声であった。
わたしは呼び止められたのである。
声の方に向くと、皐月が話し掛けているのが分かった。
わたしが理由を尋(たず)ねると、皐月は剪定(せんてい)をせがんできたのである。
しかしながら、わたしは皐月の要求に戸惑(とまど)った。
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