人は、同じ過(あやま)ちを繰り返す。
何度も同じ問題によって苦しむが、懲(こ)りるまでは続けなければならないのである。
傲慢(ごうまん)の木が枯れるまでは、枝を落とし続けなければならないのだ。
それは、根気のいる作業である。
多くの傲慢な人は、初め、問題に対して横柄(おうへい)な態度を取る。
それは、すべての問題の原因が自分にあり、自分が悪いということに気が付かないからだ。
しかしながら、初めは横柄な態度を取っていたとしても、何度も同じ過ちを繰り返し、苦しみを受け続けていると、やがては気力を失ってしまう。
それは、猛獣が人間に鞭(むち)で打たれ続けると、牙(きば)を抜かれるのと同じようなことである。
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