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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年3月27日金曜日

追憶 928

問題はその楽しい雰囲気の中に生じた。
途中から、一人の女の子の様子がおかしくなったのである。
その子を仮にA子としよう。
楽しい雰囲気の中、A子は酔いが回ったのか項垂(うなだ)れて静かになった。
他のメンバーはそれも良くあることとして、さして気にも留めてはいなかった。
朝までどのように過ごしたのかは分からないが、翌日になってもA子の様子は変わっていなかった。
昨夜と同じように項垂れて、聞き取ることの難しい小さな独り言を何度も何度も繰り返している。
A子が何かの冗談でそんなことをしているのだと初めは皆が笑っていたが、正午を過ぎてもその調子なので、さすがに何か異常な事態であることに気が付き、それぞれが介抱したようであるが、誰の呼びかけにもA子はまともな反応を示さなかったのである。

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