わたしはKに対して自らの近況を伝えた。
もちろん、大天使ミカエルのことも話し、近所の人たちが遊びに来ていることも告げた。
わたしが天使の話をした時に、Kの表情が一瞬揺らぐのを見逃さなかった。
Kの心の中には疑心が芽生え始めていたのだろう。
それは、Kが霊を見ることはあっても、天使を見たことはなかったからである。
男という生き物は、自分が体験したこと以外は信じることが難しいものだと思う。
普段から霊を見ているKでさえ、見たことのない天使の話には懐疑的なのである。
わたしでさえ、この目で霊を見るまでは、霊を信じることができなかった。
天使を見たことのない人に、天使の存在を信じてもらうのはとても大変なことであろう。
しかし、わたしはKに天使の存在を知って欲しくなった。
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